ステンドグラスの仕事と音楽 弐

壱からの続き...

 

創造する中でデザイン、ガラスの選択、色の組み合わせ、作品のタイトルにいたるまで、音楽からインスピレーションを受けてると感じることは長年の間に多々経験してきました。自分の中にある意識的感覚なのかも知れません。産みの苦しみは伴うものの、直感的なものを感じ取れる限り、心に自由な広がりを得ることができたのです。このことも仕事に良い効果をもたらしてくれたと思います。

 

例えばデザインではポイントと配置をしっかり押さえ、そこに少しだけ遊びを加えてみるとします。そうすることで少し余裕が生まれ、これが相乗効果的に作用したりすることがあります。音楽に置き換えればアドリブに値する部分かも知れません。

バンド経験から演奏中、自分でも予想しないフレーズラインが生まれてくることがあるのですが、緊張感の中で集中しているときによく起こることです。仕事でも集中しているときには、ふっとインスピレーションが湧くことがあるのと似たような感覚かもしれません...

 

これが続く限りやめられませんね。

 

ですが、どっちみちワクワクしなければ意味がないことには違いありません。殻に閉じこもり自分勝手に創造するだけでは、決して他人をワクワクさせることなどできません。それはあることに気づけば良いだけのことなのですが...